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黒鬼ブログ

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2010年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年02月

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『第1話 パンが無いならわたくしの足をお舐め!!』

ク「……餓死か、それもまたよいわ」

マ「おほほほ!おほ!!おほほほほほ!!パンうまっ!!」

ク「……あんなゴミみたいな王女が生きていられるのに……どうしてこの可憐で清楚な美女である私が……」

マ「ちょっと!?そこの愚民!?昼下がりの城下を優雅に散歩しているわたくしの事を今、こともあろうにゲボみたいな王女と罵ったわね!?」

ク「滅相もございません。このクリスティーナ、命に代えましてもマリーアントワネット王女の事をゲボみたいな王女とは罵っておりません」

マ「あらそう、失礼」

ク「ゴミみたいな王女め息絶えろ、とは思いましたが」

マ「まつ毛ロール蹴りっ!!」

ク「痛い!!まるでまつ毛のカールが如き軌道を描いた蹴りが私の美しいお顔を蹴り上げてくる!!痛い!!」

マ「わたくしが息絶えたら地球は終わりよ!?分かってるの!?」

ク「何この王女……益々息絶えてもらいたい……」

マ「まぁ!まぁまぁまぁああああああ!!」

ク「ちょっ……フランスパンをそんな粗末にするなんて!!喉から手が出るほど欲しいぃぃぃ!!っていうか、ココまで豪快にフランスパン引き千切ってる奴みたことねー!!」

マ「ふん、貴方……相当ひもじいみたいね。良いわ。パンが無いならわたくしの足をお舐め!!そうしたらこのわたくしの引き千切り遊ばせたフランスパンを差し上げましょう!!」

ク「死んでも嫌です」

マ「返事早っ。え、いらないの?」

ク「フランスパンは滅茶苦茶欲しいです。ですが、ぶっちゃけ貴方様の足を舐めるのが嫌なだけです」

マ「ぶっちゃけたー。王女相手にこうも簡単にぶっちゃけられるとちょっと対処に困るわー」

ク「素直な心を大事に、というのが私のもっとーです」

マ「もういいわ……わたくしのお城に帰ってこの一連の屈辱を日記に書いて……不貞寝してやるんだから……!!」

ク「勝手にして下さい。私は貴方様が引き千切ったフランスパンの残骸を惨めたらしく貪り食って明日へと命を繋ぎます」

マ「どうぞ御自由に!あなたみたいなゴキブリ女にはそれが御似合いよ!!おほほほほ!!」

ク「もぐん!もぐん!!」

マ「ちょー食ってる!!どんだけ生に貪欲なのよ!!くそー!けなし甲斐のない女がっ!!っていうかわたくしも腹減ってきたー!!モンブラン食いたい!!セバスちゃん!!セバスちゃん!?とっとと馬車を出すのよ!!」

セ「…………歩ってけぇんな!!」

マ「え?……あ、しまった!セバスちゃんは食べ物を粗末にすると主従の関係を超越してわたくしに反発してくるんだったわ!!まってセバスちゃん!!セバスちゃぁぁぁああん!!」

豪腕によって一口サイズに千切られたフランスパンを食い続けるクリスティーナと、城下に1人取り残されたマリーアントワネット王女。
これが、後に伝説として語られる勇者達の、最初の出会いであった。

次回「第2話 運命という名の鎖」
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