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黒鬼ブログ

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2010年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年01月

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『割り下』

( ・ω・)すきやきは美味しいね♪

('・c_・` ) ん。美味いな。

( ・ω・)ねぇ、そういえばさ。

('・c_・` ) どした?

( ・ω・)すき焼きのタレに割り下ってあるじゃん?

('・c_・` ) あるな。

( ・ω・)あれの意味って知ってる?

('・c_・` ) 知ってるぞ。

( ・ω・)本当!?僕あれずっと意味不明だったんだけどさ、教えてよ!!

('・c_・` ) 意味……っていうか、由来になるんだけどな。わかった、教えてやるよ。

( ・ω・)わーい♪

('・c_・` ) 江戸時代の江戸の城下に、小さな小料理屋があったんだ。その小料理屋ってのが「屋下割」っていって――

( ・ω・)……え?

('・c_・` ) ?

( ・ω・)……「屋下割」?

('・c_・` ) そう。「屋下割」……って、当時はこう言う表記で右から読んでたんだよ。

( ・ω・)右から……わりした……あ!わりしたや!!

('・c_・` ) そう、割下屋。

( ・ω・)ふむふむ!!

('・c_・` ) その割下屋っていうのが、あまり繁盛してなくて……まぁ、経営不振って奴だな。何とかして店を繁盛させかった店主は頭を捻って試行錯誤を重ねたんだけど、中々名案が浮かばなかった。そんなある日、店に1人の老人がやってきて、こういうんだ。「すきやきを作って欲しい」と。しかし、店主は首を傾げた。当時、すきやきってものは有名な食べ物じゃなかったんだ。農夫が農具の鋤を鍋代わりに使って作ったのが始まりってぐらい、極々一部の集落で作られていた料理だったんだな。なもんだから、「すみません翁、うちではそのような物は取り扱っておりませんので……」と、頭を垂れた店主だったんだけど、老人は懐から一枚の紙切れと小さな小坪を取り出すと「この小瓶には秘伝のタレが入っております。この紙の通りに作ればすぐにできよるでの……お願いできんか?」店主にそれらを手渡した。紙を見れば材料も作り方もさほど難しくなく、すぐに用意できそうだった。「これなら御用意できそうです。しばしお待ちいただけますか」老人は小さく頷くと適当な席に腰掛け、店主は厨房へ向かった。すき焼きはすぐにできあがった。老人にすき焼きを出すと実に美味そうに平らげると、小判を一枚置いて去っていった。それを見ていた他の客が「今の料理は凄く美味そうだ、自分にも作って欲しい」と次々にすき焼きを注文し出し、店主は喜んでそれに応えた。それからというもの、割下屋のすき焼きは瞬く間に城下に知れ渡り、店は爆発的に繁盛をしたんだ。その後、他の店もすき焼きを取り扱うようになって、同時に様々な味のタレが作られた。そのタレの中でも一際甘くて素材の味を殺さない、すき焼きの元祖ともいえる味のタレの事を割下屋の名前からとって「割り下」っていうんだとさ。

( ・ω・)す……すげー!!割り下にはそんな秘密があったんだね!!

('・c_・` ) まぁ、嘘だけどな。

( ・ω・)嘘かぁぁぁぁぁぁぁああああいっ!!
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