FC2ブログ

黒鬼ブログ

管理人黒鬼の描いたイラストを展示しています。 オリジナル、版権、漫画、等々多数ジャンル有ります。 お気軽にお越し下さい。 御仕事の募集もしております。

2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

『望んだように生きられないなら死んでんのと同じだ』




「少年少女」/amazarashi

校庭の隅っこで体育座りしてぼんやりと見てる。
野球部のフライを眺めるように何となく未来を見てる。
いつかは変わってしまうかな。
大好きなあの子の笑顔とか。
馬鹿だったあいつ等も、大人になってしまうかな。
今まさにヒットを放った四番バッターのアイツは、
一年後の冬に飲酒運転で事故って死んだ。
その時誰もがあまりの空っぽに立ち尽くしていた。
母さんが汚れたバットを抱きながら泣き叫んでいた。

僕が憧れた彼女は男に逃げられたストレスで過食気味になったと笑った。
こけた頬をひきつらせ、右手には悪趣味な指輪と、カサブタの吐きだこ。
「諦めるのは簡単」とコーヒーをすすった。

夜の街を彷徨いながら、昔話に夢中になってた。
「そんな事もあったね」と彼女は笑いながら泣いた。
それでも、それでも、頑張れなんて言えなかった。
さよなら、さよなら、せめて笑いながら手を振った。

少しずつ諦める事ばっかり上手になってた。
我慢する事が人の為になると思ってた。
記憶の隅に積み重ねた無謀な夢と悔し涙。
押し殺したホントの気持ちが胸ぐらに掴みかかる。
「どうしてここに居るんだよ。
今すぐに逃げ出せよ。
望んだように生きられないなら死んでんのと同じだ」

そうだ。
撲も君も、もう一度新しく生まれ変われるよ。
傷付いて笑うのは、金輪際もう止めにしよう。

凍える夜に1人だから、僕らは間違った事もやった。
心無い人が多過ぎて、僕らは無駄に強くなった。
それでも、それでも、間違いじゃないと信じたいな。
さよなら、さよなら、強がりは夜の闇に解けた。

校庭の隅っこで体育座りしてぼんやりと見てる。
野球部のフライを眺めるように何となく未来を見てる。

僕は変わってしまったかな?
時々不安で怖くなるよ。
ホームインした四番バッターがはしゃいで笑う声。

それぞれの不安を抱えて、それぞれ未来へ歩んでいった。
それぞれが痛みを抱いて、それぞれ今日に立ち尽くした。
なんだろう、なんだろう、涙が溢れてしょうがないよ。
さよなら、さよなら、思い出なんて消えてしまえ。
どうせ明日が続くなら、思い出なんていらないよ。
この足を重くするだけの感傷なら、どぶ川に蹴り捨てた。
それでも、それでも、涙が枯れる事は無いから。
さよなら、さよなら、せめて僕は笑いながら泣いた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


amazarashiというアーティストに出会えて良かった。
胸が苦しくてたまらないけど。
多分分かる人にしか分からない。
一般受けはしないという事。
キャッチーではないという事。
ただ、僕には痛過ぎるほど響いた。
ただ、それだけ。
スポンサーサイト



| 日記 | 02:11 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |